Development

壱岐島デジタルツイン

A 3D digital twin of an island, built from open data.

壱岐島の海岸線、標高、道路網、交通拠点をオープンデータから3Dで再現。地形や交通構造を直感的に把握・共有できる空間情報基盤を目指すプロジェクト。

01 BACKGROUND

どんな問題か

地域の計画や対話において、地形・交通・施設の空間的な位置関係は重要な判断材料です。しかし、こうした空間情報はGISや専門ソフトに閉じており、関係者間で「同じ地図を見ながら話す」こと自体が難しい状態にあります。

なぜ壱岐でやるのか

離島は空間構造が暮らしに直結します。標高差、海岸線の入り組み、港と集落の距離。これらが交通・防災・生活の制約をそのまま規定する。139km²という把握可能なスケールで、島全体の空間構造を丸ごと3Dモデル化できるのは離島ならではの利点です。

なぜ今やるのか

OSMや国土地理院のオープンデータが充実し、ブラウザ上での3D描画技術も成熟した今、高額なGISライセンスなしに空間情報基盤を構築できるようになりました。人口減少が進む壱岐で、限られたリソースの配置を考えるためにも、空間の「共通言語」が必要なタイミングです。

02 EXPERIMENT

何をどう試しているか

OSM(OpenStreetMap)と国土地理院の標高APIから壱岐島の地形・海岸線・道路網・交通拠点を取得し、Three.jsで3Dワイヤーフレームとして描画。ブラウザ上でレイヤー分離・標高強調・等高線切替などを直感的に操作できるWebアプリとして構築。

従来と何が違うか

従来のGIS・地図システムは専門知識が必要で、関係者間での共有が難しい。デジタルツインはブラウザだけで動作し、インストール不要。3Dで空間を「触れる」状態にすることで、非専門家を含む対話の場で使えるツールを目指している。

03 STATUS
調査・設計
試作
開発
活用・連携

現在の取り組み

04 FINDINGS

見えてきたこと

オープンデータだけで島全体の3Dモデルを構築できることを実証。

レイヤー分離により、地形だけ・道路だけなど目的に応じた情報抽出が可能に。

ブラウザ上で動作する軽量な構成により、共有・埋め込みのハードルが大幅に下がった。

課題として残っていること

地形・道路・拠点という基礎レイヤーに留まっており、生活に直結する情報(建物、土地利用、人口分布)が不足。

「見える」だけでは対話の道具にならない。具体的なユースケースとの接続が必要。

標高データの解像度が粗く、海岸境界での等高線の不整合が発生する場面がある。

まだ答えの出ていない問い

?

どのユースケース(防災、交通、観光、都市計画)に最初に接続すべきか

?

行政や研究者との連携で、どのデータレイヤーが最も求められるか

?

3Dモデルの「正確さ」と「わかりやすさ」のバランスをどこに置くか

?

リアルタイムデータ(人流、交通量)との統合は現実的か

05 NEXT

次にやること

再現性の見立て

OSMと国土地理院の標高データはどの地域でも利用可能であり、同じ手法で他の離島や自治体の3Dモデルを構築できる。壱岐での構築プロセスを通じて得た知見を、他地域でも活用できる形で整理していく。

06 INVOLVEMENT
企業

空間データの活用・実証パートナー

防災、交通計画、観光、不動産など、空間情報を活用した実証や事業開発に関心のある企業の方へ。

  • 3Dモデル上での防災シミュレーション
  • 観光導線の可視化と分析
  • 不動産・土地利用の空間分析
研究者

地域空間データの研究・分析

離島の空間構造、GIS、デジタルツイン、オープンデータ活用に関心のある研究者の方へ。

  • 空間データの精度検証
  • 他地域との比較研究
  • 都市計画・地域計画への応用研究
個人

データ整備・開発への貢献

Three.js、GIS、データ可視化のスキルを持つエンジニアやデザイナーの方。

  • レイヤー追加の開発
  • UI/UXの改善提案
  • OSMデータの品質向上
サポーター

地域知識の提供

壱岐島の地理・交通・歴史に詳しい方。データだけでは見えない現地の文脈を補完してくれる方。

  • 地名・施設名の正確性の確認
  • 交通実態のフィードバック
  • 歴史的な土地利用の情報提供

壱岐島デジタルツインに関わりたい方はお気軽にご連絡ください。

お問い合わせ →
07 PROJECT INFO

タイムライン

2026.03

壱岐島の海岸線・道路網データをOSMから取得し、Three.jsで3D描画に成功。

2026.03

国土地理院の標高APIから地形データを取得し、ワイヤーフレーム地形を実装。

2026.03

等高線生成(マーチングスクエア法)、レイヤー分離表示、交通拠点マーカーを追加。

2026.04

二次離島(大島・原島・長島・若宮島等)の地形データを追加。

2026.04

プロジェクトページとして公開。モバイル対応・レイヤーメニューのUI改善。

体制

企画・開発 (Members Only)

関連プロジェクト

壱岐カレンダー →離島型モビリティ実証 →

関連リンク

3Dデモ(フルスクリーン) →
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